#22 紺屋町4-8

弟夫婦に子どもが生まれた。

名前を聞いて「キラキラネームじゃないね」と話したら、弟が「最近はキラキラネームはひと段落して、シワシワネームが流行ってるんだって」と教えてくれた。

シワシワ…。知らなかった。

あたたかい病室で、自分の子どもが、弟の子を抱いていた。

弟って不思議だ。小さいころの記憶の分量が多いからだろうか、「仕事」とか「家庭」とか大人らしいことをしていると信じられないような誇らしいような恥ずかしような気持ちになる。

大人らしい顔で我が子を抱く弟、先輩ぽい顔で従姉妹を抱く我が子。

思い出の中の顔と、今の顔がたくさん交差した。

お昼過ぎの病室。

冬の色がすこし戻った盛岡、紺屋町をてくてく。

東家さんのにゃんこのそばが食べたかったけれど、夕方からだと聞いてあきらめて。

にゃんこのクッキーを買いにcartaさんへ行ったら、今日は売り切れてしまっていた。

ひめくりさんに、にゃんこのブローチを作るワークショップに行ったら、日程を1日間違えていて明日、日曜日開催だった。

こうやって書くと、なんて運の悪い日だったんだろう、と思うかもしれない。

でもいい日だった。次の日が楽しみになる土曜日だった。

川沿いを歩きながら「ひめくりさん、屋根ににっこりマークついてるね!」と娘に言われてみてみると、うん、たしかに。

今日もLITERSにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

歩けば歩くほど、小さい嬉しいがみつかる。

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