#58 #どろんこ保育園の食育計画 #読書 #図書館 #縁側給食

こないだ、夏休み中の子どもたちと一緒に紫波町図書館に行ってきた。こどもも大人も一人10冊借りられる。控えめに言っても最高。楽園。

おもちゃ屋さんや、服屋さんで「なんでも好きなの選んでいいよ」なんてなかなか言えないけど、ここなら言える。図書館にくると、自分も本を選んで満足で、子どもたちもいろんな本を手にして嬉しそうで、「ああ、なんだ、わたしも意外と『お母さん』できてるんじゃないか」と思える。

調べ物をしていたのかな、「ぜんぜんわからないよー」という小3くらいの女の子に、司書さんが「大丈夫だよ、調べたらわかるよ!この本のこの辺…一緒に読んでみよう」と話して、小さなテーブルに座って、一緒に一冊の本をめくっていたり。

子どもの好みが今どこに向いているのか、何に興味があって、何を面白いと感じているのか。選んだ10冊を見るとなんとなく知ることができる。普段こどもに「あのユーチューバーがねー」って言われても、正直一緒にみよう!ってまでは思えない。10代との壁を感じる瞬間…。

でも本は不思議。どんなにマニアックで、自分なら選ばない様な本を借りていても、一緒にめくってみようって思う。なんでもかんでも親に話さなくなってきたし、友達との世界も広がってきた。だからこそ、二人の「今の10冊」が知れるのは本当に楽しい。


さて、わたしも何冊か借りてきたうちの一冊「どろんこ保育園の食育計画」。

この保育園、朝は座禅からはじまり、園庭で野菜を育てる。ヤギとニワトリを飼育している。春の花、夏の日差し、秋の風、冬の美しさを感じるのが、毎日の「縁側給食」。給食は毎日バイキングで、子どもたちは自分で食べたい量を自分で盛り付ける。遊びも自分が何をしたいかを第一に。

読みながら岩手だったらどんな保育園がつくれるかなあと考えた。

園庭を広く作ることや、野菜を育てる家畜を飼育する、そういうのは場所によっては難しくなさそう。絵本の原画を展示したり、作者のお話を聞く時間を企画したいし、たくさんの「本物」に触れる機会を増やしたい。こどもが当事者として自分で選ぶことを、どれだけ「安全と安心」の土台をしっかりと組んだ上で築いていくのか。

親が安心してひと息つける時間も大事。こどもと親が安心して距離を取るって、保育園だからこそ実現しやすい。親も知的好奇心や趣味への気持ちを満たせるような企画で、自分も楽しむ時間をもってほしい。

保育園にももうちょっといろんなカラーがあってもいいのにな、と個人的には思うのです。


今日もLITERSご覧いただきありがとうございます。

「今日教えて明日できることは教育ではない、教育とは速さではなく 遠さ。いかにその子の「遠く」へ語りかけるか」といういつかのメモ。

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