松本りんご園 mi cafe の松本さんに、次の「おくりもの」のお相手をご紹介いただきました。
写真は、待ち合わせ時間の調整で立ち寄った、津志田のマクドナルド。
LITERSがどんな場所で、「切手のないおくりもの」はどんな企画なのかをご説明し、お手紙についてのおはなしや、お二人の出会いの話を聞いたり。
そのお話の中で出てきたのが、「盛岡はちょっと話すと共通の知り合いがいたりして、ほんと、悪いことできないよね」、ということば。
そういえば、その空気が嫌で、わたしは一時期岩手にあまり帰ってきていなかった。私の実家があるあたりは田舎でご近所の付き合いも密で、自分のことが自然と話題にのぼっていたりする感じが当時はすごく不快でした。
はみ出ることに不寛容で、窮屈で、それしか噂にすることがないの?って。
今、盛岡で暮らしていて、そんなに人の噂や反応が気にならないのには、2つ理由があるような気がします。
一つは、東京、群馬、仙台とあちこちの県で暮らしてきて、田舎も都会も噂や評判を聞こうと思えば聞こえてくるものなんだ、とわかったこと。逆にいえば、ラジオのチューニングと一緒で、聴かないと決めれば聴こえない、気にならないのです。
もう一つは、そういうのも悪くない、と思えたこと。知り合いの知り合い、という初めてだなのに共通の話題がある。その不思議な関係性に助けられることがなんどもありました。LITERSを始めてからは特に、そう思うことが増えた。
年齢を重ねて、人に気にかけてもらえることのありがたさがわかったし、噂に翻弄されたり、一喜一憂しているほど時間が余っていないのもあるかも。
それにしても「悪いことができないんだ」の悪いことってなんだろう…。
今日もLITERSに来ていただきありがとうございます。
あまのじゃくな性格、重宝しています。