#49 盛岡市内

長かったような、終わってしまえばそうでもなかったような10日間のおやすみも、いよいよ最後の夜ですね。

我が家では息子が10歳の誕生日を迎えました。プレゼントのリクエストを聞くと「おかあさんが、僕に今、あげたいとおもうもの」という、なんだか哲学的な返事…。少し悩みましたが、一番はじめにあたまに浮かんだものを贈りました。

それがこちら。

懐かしのチェキ。真四角な写真が撮れるタイプです。息子は早いうちからカメラはお下がりを使っているのですが、パソコンの現像が必須だと、どうしても撮りっぱなしになってしまっていて。

「盛岡という星で」のイベントの時に、カメラマンの吉田くんが真四角チェキを使っており、親子で少し触らせてもらったのが決め手になりました。

この機種は、半分デジカメで、撮ってから写真を選んでプリントできます。

夜にみんなで写真をセレクト。コメントを書き入れてみたり。(娘は日付の後に「コメ」と縦書きでいれていて、なんだか妙に手馴れてて笑いました)

「好きだなあと思った写真、LITERSに載せてもいい?」と息子に聞き、OKがでたので何枚か。

北上川から見える岩手山。この景色はときどき撮っている。きっとお気に入りの絵なのだとおもう。よくスキップをしている道。

こちらはござ九さんのお庭からみえる景色。「夜に来たら綺麗だろうねー」などと話しながらシャッターをきっていました。

娘はござ九さんを「ござまるさん」と覚えているようです。(2年生、しっかり!!)


2歳のときに写真を撮りはじめた息子。私のことを見上げる写真や、窓の雨粒、車。ずいぶん低い視線から見える、小さな目に映る景色を切り取っていたあのころから、気づけばもう8年。背も伸びて、カメラを構える姿も慣れたもの。

カメラの前では、年齢も関係なく平等で。わたしは彼の写真をみながら、息子という立場でまだ小さな体であっても、一つの意思を持ち、違う感性を持っている一人の人間なんだ、ということを思い出したりします。

よーくみる、好きなところを探す、自分で判断して切り取る、誰かの価値観を知る、自分の価値観を知る。そういう芽を子どもの中に育てるには「カメラ」がぴったりなんじゃないかな。

盛岡という街が、10歳にはどう写るのかな。散歩がまた、楽しみになりました。


今日もLITERSにお立ち寄り、ありがとうございます。

学校や会社へ行くみなさま。たぶんみんな明日はぽーっとしてるから。安心して、ぽーっと行きましょう。

サービス業のみなさま、ほんとうにおつかれさまでした。たくさん甘やかしちゃうといいと思いますよ。

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