#52 #流行り病 #ひたすら家に #こども色 #地平線

保育園に勤めはじめてから、大なり小なりいろいろな流行り病があったけど、なんとなくうまいこと乗り越えてきて。「免疫、意外とあるな。ふんふーん♪」なんて思っていたら、先日ついにお腹の風邪をもらってしまった。幸い症状は重くなく、元気はあったのだが、感染性だったので数日あれもこれもお休みをいただいて、ひたすら家にいた。

保育士の仕事と、それ以外の撮る、書くお仕事。イベントの準備。小学校は家庭訪問と運動会なんかもあり、スケジュール帳をパラパラ見返したらしばらく「休んだー」という実感を持てるような休みがなかったことに気づく。

夜9時、「おかあさん、今日は、おふとんもうこれる?」ってそーーっと聞かれて。その小さな声に「一緒に横になっちゃうと、そのまま寝ちゃうからさー、まだお仕事したいんだ」、顔だけはにっこりとして、そんなふうに返事をして、おやすみをして、パソコンに向かう日が増えていた。

なるべく、寝る時にはそばにいて、体に触れて、本を読んで、少し話をして、眠りについてほしいと思っていたのにな。毎日のこと、っておろそかになってるのになかなか気づけないんだ、ってことに気づけた、数日の丸ごとのおやすみでした。

だいじにしたいの、わすれちゃだめですね。


もうひとつ。このおやすみ期間は、LITERSの軸について考えていました。盛岡という街に違う角度から光をあてられたら、そう思って立ち上げたLITERSも1年の節目が近づいてきました。

1年前と変化したことはたくさんありますが、自分の中で大きかったのは「盛岡という星で」というプロジェクト。携わらせてもらう中で、当初LITERSでやりたいと思っていた目標、いや、それ以上の表現に、たくさんのクリエイターの皆さんと一緒に取り組むことができている。背伸びしたり、冷や汗や、恥もたくさんかきながらの毎日ですが、1年前の自分が見たらきっと驚くような景色だなと思っています。

そんな毎日の中で、じゃあLITERSはどうしていこうか、と。昔の手帳を見返して、頭の中をひっくりかえして。
なんとなく、みえるようなみえないようなところまで来た昨日、尊敬している先輩とやりとりしている途中で突然「今更ですが、悩み相談してもいいですか?」と前置き。さっき書いたような現状をお話ししました。

「うんうん」という、にこにこした相槌に引っ張られるようにでてきたのは、「やりたかったことで、まだやれてないことで、誰かが喜ぶことで、自分が好きなこと。今のLITERSの色にもう一色加えるとしたら『こども色』かな、と思う。家族でもっと街にでて、いろんなお店を歩いたり、景色を楽しんだり、美味しいものを食べたりすることのきっかけを作りたいです。『違う角度』から盛岡に光をあてたい、と思ったけど、こどもたちが盛岡を知って、そこに光を、こどもたち自身が『自由な角度』から、あてたくなるようなお手伝いがしたい。」こんな言葉。結局「悩みじゃないじゃないですか、抱負じゃないですか笑」というツッコミをいただきながら、長いこと悩んでいたトンネルからポンっと抜け出したのでした。

そんなわけで、LITERSはすこしずつ「こども色」もプラスして、再出発していきたいとおもいます。ご一緒に企んで、楽しんでもらえたらいいなあ。


立ち止まって、考えて、また進んで、ですね。

手帳にあった自分の文字に励まされてみたりして。「地平線 進めるところまで進んでいって 新しい景色をみよう」

そうだね、みにいってみようね。

長かったですね、読んでいただいてありがとうございます。

今日も、げんきで。


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